山陵クィーンズ一歩及ばず

　田原本南リトルヤンキース頂点に―。JA共済杯第21回やまのべ学童親善野球大会決勝トーナメント決勝と準決勝2試合が14日、天理市の長柄総合運動公園であり、田原本南が山陵クィーンズを2―1で下し、優勝した。

　田原本南は二回、2死から高田が死球で出塁。すかさず2盗を決め、森田の中前適時打で先制した。同点で迎えた四回2死から、今度は四球を選んだ高田を一塁に置き、2打線連続で森田が左翼へ会心の一打(記録は二塁打)を放ち、決勝点を挙げた。

　山陵は先制された直後の三回、岡村が安打で出塁。犠打などで三塁に進み、山田の中前打で生還、試合を振り出しに戻したが得点はこの1点のみ。準決勝では打線が機能し大差で勝ち上がったが、四、五回打線が沈黙した。

　田原本・今本成紀監督(41)は「チームみんなで勝ち取った勝利。決勝は森田が2打点と活躍し、頑張ってくれた」と話した。

▽準決勝

朝和イーグルス　1ー5　田原本南リトルヤンキース

【朝】中島、松山―忠田

【田】塚本、山田―吉永　

▽三塁打=高田(田)

▽二塁打=吉永(田)

山陵クィーンズ　14ー4　大宮ホワイトベアーズ

【山】竹本―反田

【大】藤田、光野、藤田―横山、藤田、横山

▽二塁打=早志(山)

▽決勝

山陵クィーンズ　1ー2　田原本南リトルヤンキース

【山】竹本、林、山田―反田

【田】山田、吉永―吉永、塚本

▽二塁打=森田(田)

2024年12月21日付・奈良新聞に掲載