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「自然体」でもっと強く 五輪選手らが小学生を指導 - 近畿地区全国少年柔道錬成会

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柔道の基本、自然体を指導する村山六段(中央左)と出口五段(同右)=ロート第二武道場

 将来のオリンピアンを育む近畿地区全国少年柔道錬成会が2日、奈良市法蓮佐保山のロート第二武道場で近畿2府4県から小学6年生72人が参加して行われた。今年で20回目。全日本柔道連盟派遣柔道講師の村山洸介六段、カナダ代表でパリ五輪女子57キロ級金メダリストの出口クリスタ五段が講師を務めた。 

 

 錬成会は座学と合同稽古を交互に組み合わせて行われ、初日はトレーニング学からスタート。講師の福本貴彦畿央大学大学院健康科学研究科教授が準備体操と整理体操の方法を指導。筋力、スピード、持久力をつけるそれぞれのトレーニング方法の違いなどを紹介した。

 

 続いて、村山六段と出口五段が柔道の基本を指導。背筋(せすじ)を真っすぐ伸ばして、動きやすく、崩れにくく、崩れてもすぐに元に戻る自然体を伝授。単独で正座、起立を繰り返し、相手と組んだ状態での足踏みや正座、起立時でも背筋を真っすぐ伸ばして自然体が崩れない基本姿勢の大切さを説いた。

 

 五條五大館道場から参加した米田廉選手(大淀桜ケ丘小6年)は「受け身などが、すごく分かりやすかった」と納得した様子だった。スポーツ栄養学の座学もあり、ボスコヴィラサッカーアカデミーの管理栄養士、新田裕樹さんが講演した。

 

 錬成会は3日間の合宿で、2日目は水分補給講習会に、合同稽古は寝技、固め技などが指導があり、最終日は乱取り稽古のあと、認定式が行われた。

 

 

2024年11月23日付・奈良新聞に掲載

 

 

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