スーパー銭湯「天然湧出温泉ゆららの湯」(奈良市)は10月25日、同湯の初代キャラクターゆららくんのパートナーとなる新たなオリジナルキャラクターの選考委員会を奈良新聞社で開催。子どもから大人まで応募123点の中から、奈良市の長田保奈美さん(31)がデザインした鹿のキャラクター「ゆらシカ」を最優秀賞に選んだ。

　同湯と地域を盛り上げ、スーパー銭湯をより身近に感じてもらうことを目的として企画。選考会場には応募全作品が並べられ、奈良マラソン実行委員会の酒井和雄事務局長、奈良クラブの浜田満社長、天然湧出温泉ゆららの湯の伊藤真生統括、同湯の松村さおり事業部長、奈良新聞社の田中篤則社長が厳正に審査した。

　酒井事務局長は「奈良の鹿とゆららの湯の温泉感がよく合っている。お風呂に入って気持ちよくなった顔がよい」と評し、浜田社長は「アイデア、ネーミングとも秀逸。これまでのマスコットと連動するほんわかとしたキャラクター」とたたえた。またゆららの湯の伊藤真生統括は「ぴったりの作品が選ばれた。多数の応募に感謝したい。新旧のキャラクターとともに奈良の活性化に貢献できるよう尽力したい」と話した。

　審査基準は「ゆららの湯のイメージ、地域・奈良のイメージ、かわいさ・愛らしさ・かっこ良さ、親しみ感・愛着度」の4点で、各審査員が協議し、最優秀賞1点、優秀賞2点、努力賞1点を選んだ。23日に「ゆららの湯奈良店」で表彰式も行われる。