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古流の技や型 研究 - 大東流合気柔術「尚久会」

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如意棒術の基本練習「十法」の様子=やまと郡山城ホール柔道場

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如意棒術/合気道/柔術・・・

健康促進や交流目的に 楽しく鍛錬

 棒を用いた護身術の「如意棒術」をはじめ、合気道や柔術、棒術を通じて古流の技や術の研究を行っている道場「大東流合気柔術 尚久会(しょうきゅうかい)」。現在は5人が所属し、主に日曜日に大和郡山市のやまと郡山城ホールの柔道場で活動している。

 

 基本的に健康促進を目的とし、ゆったりと和やかに技を研さんしている。「十法」と呼ばれる基本動作の型や、その応用として二人一組で間合いなどを考えながら行う相対動作の練習などを通じ、互いに教え、教わりながら、穏やかな雰囲気の中で体を動かしている。

 

 「体気流合気柔術拳法」を故・吉岡英彦さんから学び、そこで身に付けた如意棒術を尚久会に伝えた倉三稚代さん(70)は「傘などでも、いざという時に身を守ることができるようになる。普段の練習で身のこなしも良くなるし、自分に自信がつきます」と魅力を話す。また大東流合気柔術の小林高士さんから合気道を学んだ瀧井勲さん(55)は「伝統文化の継承を目的としつつ、如意棒術などさまざまな技を取り入れながら、健康や交流を目的に、同好会のように楽しく活動しています」、倉さんは「道場生も年々少なくなっているので、後に継ぐ生徒さんが少しでも増えてくれれば。如意棒術などの棒術は学べる場所が少なく、合気道と一緒に学べるところは他にないと思うので、ぜひ参加してみてほしい」と呼びかける。

 

 練習日は毎週日曜日の午前10~12時。厳しい練習などはなく、小さな子どもや親子でも護身術を学べる。参加費月2000円。窓口は瀧井勲さん、電話090(1677)0186(留守番電話の場合は、連絡先とメッセージを録音)。

 

 

2024年10月30日付・奈良新聞に掲載

 

 

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