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奈良市の東大寺で輪島「御陣乗太鼓」 能登復興への思い込め演奏 10月8日、薬師寺でも

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勇壮な「御陣乗太鼓」を披露する保存会のメンバー=6日、奈良市雑司町の東大寺

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 元日の能登半島地震と9月21日の豪雨災害で甚大な被害を受けた石川県輪島市名舟町に伝わる「御陣乗(ごじんじょ)太鼓」の奉納演奏が6日、奈良市雑司町の東大寺であり、地元保存会のメンバーが躍動感あふれる演奏を披露した。8日は薬師寺(奈良市西ノ京町)で奉納する。

 

 能登地方の復興支援の輪を広げることを目的に両寺が企画した。

 

 御陣乗太鼓は戦国時代に越後の武将、上杉謙信の軍勢が名舟村に押し寄せた際、村人たちが鬼や亡霊の面を被り、陣太鼓を打ち鳴らして軍勢を追い払った故事に由来、石川県の無形民俗文化財に指定されている。

 

 この日は参拝者や観光客が見守る中、大仏殿中門前で御陣乗太鼓保存会のメンバー6人が演奏を披露。周辺では復興支援や伝統継承のための募金が呼びかけられた。

 

 同寺の橋村公英別当(住職)は「太鼓を通して多くの方に能登の人々の心を届け、復興につながれば」と話した。

 

 同保存会の槌谷博之代表(57)は「演奏の機会を与えていただいたことに感謝し、被災した能登半島の人たちのために思い切り太鼓をたたいた」と感謝。「地震で、それまで太鼓を教えていた子どもたちが金沢市に引っ越し、若い後継者がいない状況。450年続いた御陣乗太鼓を絶やさないよう、つないでいきたい」と決意を語った。

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