独自教育「橿高リベラルアーツ」で大学を目指す 部活動も両立 奈良県立橿原高校(橿原市) - 高校体験入学 オープンスクール情報(10月19日開催)

奈良県立橿原高校(橿原市)
すべての教育活動を関連付けて 充実の「橿高ライフ」
1975(昭和50)年開校の普通科高校で、創立50周年の節目を迎える。Society5.0社会で活躍する人材の育成を目指して「橿高リベラルアーツ教育」を展開。具体的には、教科学習・探究的な学習・学校行事や部活動など、すべての教育活動を関連付けることで充実した学びを提供。生徒が幅広い教養を身に付けて、現代社会の多様な課題解決に向けて主体的かつ協働的な取り組みができるようになることを目標とする。文武両道を実践しており、大学進学を目指した学習と部活動での活躍を両立。生徒たちは「橿高ライフ」を満喫している。中庭のあずまや「遊雉亭」は生徒の憩いの場の一つである。
校訓である「克己」とは、自分を制し欲に打ち勝つ強い心をもつことを意味する。人間のあるべき姿を尊重し自己の完成をめざす者にとって、弱点となるのは「安易」「怠惰」などの弱い心であり、それを戒める「克己」は、職員・生徒にとって常に心に刻むべき教えとなっている。この精神のもと「橿高リベラルアーツ教育」が行われている。
「進路第一希望の実現」に応えるカリキュラム
カリキュラムは、生徒一人ひとりの興味・関心に幅広く対応できるように編成されており、第2学年より[理系][文系]に分かれた授業を行う。第3学年では、複数の科目から自分の進路に合わせた選択が可能となっており、能力を最大限に伸ばす学力補充や進路実現のための講座も充実。生徒の大半が四年制大学への進学を希望し、毎年国公立大学や近畿圏の私立大学に多くの合格者を輩出している。
主体的で論理的な思考力を養う課題探究型学習活動も推進している。社会の急速な変化に対応しながら様々な事物に興味・関心をもち、真理の探究に向け学び続けることを大切にしている。第2学年の台湾への研修旅行では、現地校との交流等を実施しており、準備段階から研修先である台湾の生徒たちやJICA研修員との交流を行い、探究活動を深めるとともにコミュニケーション能力や英語力を向上させている。
「生徒が主役」の学校行事
学校行事も教育活動の一環として実施している。校外学習、学年別に開催される球技大会や、若雉子祭(文化祭)、体育大会など、クラスや学年で企画し、成功に向けて協力し盛り上げるのが伝統である。中学生を対象としたオープンスクールは「わくわく橿高ライフ体験版」として企画し、主に生徒会や部活動所属生徒、3年生によって運営される。
部活動も盛んで、8割の生徒が何らかの部活動に所属し、各種大会・記録会やコンテストへの出場や中庭コンサートなどで成果を発表するために日々の練習に励んでいる。陸上競技、ハンドボール、弓道、水泳、日本拳法、吟詠剣詩舞、考古学研究、書道、演劇、放送などが全国大会に出場経験がある。陸上競技、ハンドボール、剣道、弓道、水泳、ソフトテニス、卓球、吟詠剣詩舞、囲碁・将棋など、近畿大会で活躍する部も多い。施設面では最大4つの部が一緒に活動できる広いグラウンドのほかテニスコート・LED照明完備の体育館や武道場・雨天練習場・トレーニングルームを兼ねた「雉翔館」・公式試合が行える弓道場「徳慧館」・25mプールなどがあり、多くの部員たちが「克己」を胸に練習に打ち込んでいる。
生徒会活動として、通学路清掃・挨拶の敢行(オアシス運動)・花いっぱい運動などがある。また、橿原市の選挙管理委員会の助言を得て、実際に使用される投票器材を用いて生徒会選挙に取り組むことや、ボランティア活動にも積極的である。実習授業を兼ねて、子ども園や幼稚園への訪問や招待など、地域の方々との連携・交流も深めている。
今年度のオープンスクールは10月19日(申し込み期間は9月20日16:00~10月3日)を予定している。
球技大会(3年生・サッカー)(同校提供)
文化祭展示(同校提供)
文化祭模擬店(同協提供)
文化祭公開行事 橿原高校マスコット・かしきじちゃん(同校提供)
[奈良県立橿原高校]
橿原市北越智町282
TEL:0744-27-8282
近鉄南大阪線・橿原線 橿原神宮前駅から徒歩約23分
橿原神宮前駅西出口から奈良交通バス乗車→「船付山口」下車 徒歩約5分