政治
奈良市議会議長に森岡氏有力 自民など3会派まとまる 副議長は太田氏擁立へ

奈良市議会(定数39、欠員2)は、開会中の6月定例会後半に予定されている正副議長選に向け、「自由民主党」「公明党」「新世の会」の3会派の調整が固まり、議長候補に公明党の森岡弘之氏(66)=4期、副議長候補に自由民主党の太田晃司氏(45)=3期=を擁立することでまとまった。複数の関係者が明らかにした。公明党は、仲川元庸市長が打ち出し、市民の批判を浴びて撤回した「公民館の地域ふれあい会館への機能移転問題」など、市の行財政改革の在り方に厳しい目を向け、議会で急先鋒の役割を果たすなど存在感を増している。仲川市政への評価を巡る内紛で分裂した自民党の2会派も、それぞれ森岡氏擁立については歓迎しており、次期議長に本命視されている。