社会

新しい都市の在り方模索 「けいはんな万博」 京都・大阪・奈良にまたがる学研都市で来年開催

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パネルディスカッションでけいはんな万博とけいはんな学研都市について語る奈良先端大の塩﨑学長(中央)ら=3日、大阪市北区のグランフロント大阪

 2025大阪・関西万博の開催に合わせ、京都・大阪・奈良にまたがる関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)で開催される「けいはんな万博」のキックオフイベント(けいはんな万博2025運営協議会主催)が3日、大阪市北区であった。同協議会座長の塩﨑一裕・奈良先端科学技術大学院大学長が基調講演とパネルディスカッションに登壇し、「けいはんな万博を機に、次の新しい都市の在り方を模索する」と語った。

 

 キックオフイベントでは、けいはんな学研都市の歩みやけいはんな万博の取り組みを紹介。筑波研究学園都市(茨城県つくば市)に続く国内2カ所目の法令に基づくサイエンスシティ、けいはんな学研都市について、未来社会への貢献に対する課題や期待など、登壇者がそれぞれ語った。

 

 けいはんな万博は来年4月~10月を中心に開催。「ロボット、アバター、ICT」「ウエルビーイング」「スタートアップ」「サイエンス&アート」の4分野を中心に、科学技術や文化の力で、人類が直面する課題に答えを示せるイベントやコンテンツを展開していくという。

 

 国は、けいはんな学研都市を「ポスト万博シティ」と位置づけており、大阪・関西万博で示された最新技術の実証実験など、未来を先導する役割にも期待が寄せられた。

 

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