スポンサーやファンと交流 - バンビシャス奈良
B2リーグの2023―24シーズンを終えたバンビシャス奈良は、チームを応援した関係者らを招いたイベントを開催した。
4月26日はパートナー企業を招き、奈良ロイヤルホテルでシーズン終了の報告会を行った。最初に加藤真治代表が壇上に立ち、経営面でB3降格の危機を招いた件を謝罪するとともに、無事B2ライセンスが交付されたことを報告し、感謝を述べた。加藤代表は「ライセンス取得できたことで新リーグでの『Bリーグ・ワン』参戦が濃厚になった。県ではアリーナの計画が進められているが、『Bリーグ・プレミア』を目指せる位置からスタートできたことで、(プレミア基準の)5000人以上を収容できるアリーナ建設を働きかける上で大きな説得材料になる」と、将来の展望が大きく開けたことを強調した。
小野秀二HCは「開幕から故障者を出し9連敗の後、年末にホーム5連勝するなど、選手たちはプレッシャーを乗り越えてくれた。この経験をこの先のための肥やしにしたい」と話し、引き続いての支援と協力を求めた。
選手たちはトレーディングカードを手に各テーブルを回り、サインの求めに応じたり、記念撮影に収まったりし、支援者らとの交流を楽しんだ。
同29日は同ホテルで、ファンクラブ会員を対象にした「クラブバンビシャス感謝祭」を開いた。
ステージイベントが中心となり、選手たちの試合中には見られなかったリラックスした雰囲気がファンたちを楽しませた。
2チームに分かれ「医者」や「野球」などのお題から連想するポーズを取って何人が的中するかを競う「以心伝心ゲーム」では、珍回答を連発する小野HCに林選手が思わず「選手より目立たないでください」と苦情。会場が爆笑の渦に包まれた。
両イベントでは最後に、4年間在籍し今季限りで引退する藤高があいさつした。チームと自身への応援に感謝するとともに、「シーズンを通して良いチームになっても次のシーズンにはばらばらになってしまう経験を毎年してきた。それぞれに事情もあるだろうが、来シーズンこそは全選手がバンビシャスに残ってくれることを期待したい」と、ファンの気持ちを代弁するメッセージをチームに残した。