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激戦を制し、青森戦2連勝 - バンビシャス奈良

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得点力の高い青森に2連勝したバンビシャス奈良=14日、青森県のマエダアリーナ(写真提供(C)B.LEAGUE)

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 B2リーグ最終32節が、いよいよあす20、21日に迫る。バンビシャス奈良は両日にホームのロートアリーナ奈良に愛媛オレンジバイキングスを迎え2連戦を行う。

 

 バンビシャスは13、14日の前31節、すでにプレーオフ進出を決めている青森ワッツ(東地区4位)を2戦とも制し、連勝を3に伸ばした。前々節の神戸ストークスとの2戦目で、センターのムボジが転倒による脳震とうで戦線離脱。外国籍1人に加え、藤高も不在の不利な状況を跳ね除け連勝を手にした。

 

 青森は地区優勝したアルティーリ千葉、滋賀レイクスに次ぐリーグ3位の得点力を誇る。バンビシャスはこれまでディフェンス力で相手得点を抑えきるのを勝ちパターンとしてきたが、今回はハイスコア戦となった。2戦とも互いに得点を奪い合う目まぐるしい展開が続いたが、第1戦は95―91、2戦目は今シーズン初の3桁得点を記録し103―90でバンビシャスが競り勝った。

 

 勝利を支えたのはジャクソン、ハインズの外国籍選手によるところが大きい。共に2試合とも2けた得点、2けたリバウンドの「ダブル・ダブル」を記録し、ムボジの不在を埋めた。日本人選手ではキャプテンの古牧が、2試合で計7本の3点シュートを決めた。いずれも流れを奪いかけた青森の意気をくじく効果的なタイミングで3点弾をリングに沈めるなど、キャプテンの務めを果たした。ほかにも第1戦は林、笠井、第2戦は本多が2けた得点を上げ外国籍に偏る負担を引き受けた。

 

 青森との2連戦で蓄積したジャクソン、ハインズの疲労が愛媛戦での不安要素となる。ムボジはリーグの規定による不出場なので復帰が間に合うかは微妙だ。ここは最終戦ということで2人には気力で乗り切ってもらうしかない。愛媛が2勝すればバンビシャスの西地区最下位が決まる。バンビシャスは1つ勝てば6位が確定。2連勝でB2での過去最高勝数の25勝を手にすることができる。互いに一歩も引けない激戦が予想される。しかし、そういった記録以上に、今シーズンここまで愛媛には4戦全敗。このままシーズンを終えるわけにはいかない。

 

 小野HCはシーズンの最初に「うちにはスター選手がいない。全員で戦うしかない」と話した。最終盤での連勝は、まさに「チーム一丸での勝利」を体現する戦い方だった。連勝の良い流れを保持しシーズン最終戦を締めくくってほしい。(有賀)

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