大相撲 史上最速優勝の尊富士 - 痛み乗り越え110年ぶり快挙【ふりがな付きニュース】
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大相撲春場所千秋楽から一夜明け、記者会見する尊富士=3月25日、大阪市東成区
「15日間やってよかった」
大相撲春場所で右足首のけがを押して出場し、110年ぶりとなる新入幕優勝を果たした尊富士(24)=本名石岡弥輝也、青森県出身、伊勢ケ浜部屋=が千秋楽から一夜明けた3月25日、大阪市東成区で記者会見に臨み「自分の手で優勝をつかみたかった。15日間やってよかった」と笑顔で喜びを語りました。
十四日目(23日)の朝乃山戦で右足首の靱帯を損傷。自力で歩けないほどの痛みに一度は休場を考えましたが、兄弟子の横綱照ノ富士に「おまえならやれる」と背中を押されて出場を決意。単独首位で迎えた千秋楽は豪ノ山を押し倒して13勝目を挙げ「自分でも分からないくらい、無意識に体が動いた」と振り返りました。
初土俵から10場所目での優勝は史上最速。大正時代の1914年夏場所で新入幕優勝した両国の11場所目を抜く新記録です。尊富士はさらなる飛躍に向け、「これからが大事。また強くなって土俵に上がる」と表情を引き締めました。
🔍調べてみよう
西暦720年に完成した歴史書「日本書記」に相撲の起源を奈良県とする記述があります。
「日本書記」には、「いつ、どこで、どのようなことがあった」と書かれているか、調べてみましょう。