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岩手ビッグブルズ戦振り返って - バンビシャス奈良

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出場停止処分となった林に代わり、果敢にゴール下に攻め込むキャプテンの古牧=3日、ジェイテクトアリーナ奈良

 2、3の両日、ジェイテクトアリーナ奈良で開かれた岩手ビッグブルズとの第24節2連戦は、初戦は91―75で勝利したが2戦目は64―78で敗れた。

 

 2日の第1戦で17得点し勝利を引き寄せた林が、2戦目は不出場となった。バンビシャス奈良の発表によれば「審判への侮辱行為があったため、クラブの判断により出場停止処分にした」ということだった。どのような行為があったのか詳細は述べられていなかったが、第3Q終盤のファウルプレーがからむ状況下で起こったようだ。混乱の中だったため審判は気付かなかったが、試合後に本人に確認したところ事実と認めたための処分だった。

 

 第2戦は「林が出られないのでその分、得点をしようと考えていた」と、キャプテンの古牧が18得点と気を吐いた。しかし序盤の大量失点から、一時は同点に持ち込んだものの勝ち越しの一手が決まらず敗れた。一人の選手だけに勝敗の荷重がかかるわけではないが、「林がいれば」と思ったファンは少なくないだろう。

 

 あす9日からはベルテックス静岡とのアウェー2連戦が始まる。順位がバンビシャスより一つ上の西地区5位でゲーム差は2。順位入れ替えも可能だった直接対決を前に、手痛い一敗となった。

 

 林は自身のX(旧ツイッター)でファン、対戦相手などに対して「プロ選手として人としてやってはいけないことをしてしまい深く反省をしています」と投稿した。自らが招いた事態は今後の糧に生かしていくとして、まずは静岡戦で気持ちを切り替えた姿を見せてほしい。(有賀)

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