奈良県定期監査で指摘52件、注意51件 支出や契約関係多数
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前年度同期上回る
奈良県監査委員は、2023監査年度第2回の定期監査結果を公表した。同年度の事務について本庁9所属、出先機関87所属の計96所属を対象に監査を実施。違法不当として是正や改善を求める「指摘」などが、前年度同期(63件)を上回る計103件挙げられた。内容別では、引き続き支出や契約に関する事項が多数を占めたほか、物品に関する指摘なども前年度より増加した。同監査委員は「コロナ禍の収束でイベントなどの事業が復活する中、引継ぎ不足が増加につながった面もある」と指摘。適正化に向けた一層の取り組み強化を求めた。