〇の合図でパス×ならシュート デフバスケット体験会 - バンビシャス奈良
児童ら日本代表選手とプレー
ロートアリーナ奈良で行った17日のホーム戦では、奈良地方法務局人権擁護課が協賛して「デフバスケットボール体験会」が開かれた。
体験会には同競技日本代表女子の和田七海、豊里凜、三谷鈴奈と同男子の徳永拓也が参加し、小学生とプレーを楽しんだ。
デフバスケットボールとは聴覚障害者を対象にした競技。基本的なルールは変わらないが、音による認識が困難なため、コートの対角にフラッグマンを設置し、試合の状況を視覚的に判断できるように配慮されている。ただし、パスを求めるなど選手間の声を出してのコミュニケーションはファウルを取られるのが大きな特徴だ。
参加した児童は「〇(まる)の合図が出たら相手にパス、×(ばつ)で自らシュート」する練習をした後、日本代表選手らと実際に試合を体験した。
2025年に東京で開かれるデフリンピック(ろう者のためのオリンピック)で金メダル獲得を目指している日本代表選手。しかし、合宿参加などで自己負担を強いられている現状がある。選手らはその状況に理解を求め募金活動を行った。