【速報】木谷氏が初当選 - 奈良・三郷町長選

前町長の辞職に伴う奈良県三郷町長選は11日、投開票され、新人で元町議の木谷慎一郎氏(48)=無所属=が、同じく新人で元大和郡山市議の尾口五三氏(73)=同=を破り、初当選を果たした。
2010年以来、14年ぶりに選挙戦となり、投票率は42・86%と前回(59・7%)を下回った。当日有権者は1万8860(男8900、女9960)人。
木谷氏は「透明で健全な町政運営」を第一に掲げ、「行政業務のデジタル化を推移し住民に幅開く情報公開を行う」と訴えた。
同町で生まれ育ち、町議を9年務めた経験と実績を持つ。町政の信頼回復、地域活性化に向けた真摯な訴えが住民の心をつかみ、多くの支持と期待を集めた。
尾口氏は福祉と暮らしを最優先に町政改革を訴えたが、及ばなかった。
午後10時すぎ、当選の一報が入ると、木谷氏は同町勢野東6丁目の日進堂製菓旧工場跡地に集まった支持者らと共に万歳三唱。喜びを分かち合った。
木谷氏は「多くの町民の皆さんにメッセージを届けることができた。30年後も三郷町がすこやかな町であり続けられるよう一生懸命に汗をかいていきたい」と、喜びを表すとともに新町長への決意を述べた。