チーム力に手応えあり 個々の役割しっかりと - バンビシャス奈良

リーグ最強豪のアルティーリ千葉とのホーム2連戦から中2日の1月31日、ロートアリーナ奈良で行われたライジングゼファー福岡との第19節は74―83で敗れ、ホーム3連戦は全敗で終わった。
千葉との第18節2戦目は76―78で惜敗するハードな対戦となったことに加え、福岡戦はポイントガード(PG)の笠井が体調不良でチームに帯同しなかったこともあり、苦しい戦いになることが予想された。
第1クオーター(Q)は試合開始から約2分で8失点。ターンオーバーでの連続失点が響いた。そのチームの苦境に活を入れたのが35歳のベテラン、本多だった。ディフェンスリバウンドで初得点の起点を作ると、12点ビハインドとなった中盤、ジャンプショットで連続得点。そこからチームはさらに4連続でボールをリングにたたき込み19―18で勝ち越しを決めた。
そこから第3Q中盤まで競り合いが続くことになったが、流れが福岡側に傾くことになったのが柳川に対するアンスポーツマンライクファウルの宣告。スティールを奪った福岡の選手を深追いし過ぎてしまった。柳川はそのQの立ち上がりから2本の3点シュートを決めるなど上り調子だっただけに手痛いファウルとなった。
笠井が不在、千葉戦ではベンチから外れていた栗原がベンチに復帰するも不出場と、ゲームの司令塔となるPGが手薄な状況で、柳川が奮起したが、その柳川自身もシーズン序盤にケガで戦列を離れ、いまだ調整の途上にある。柳川がコートに立てなかった期間、笠井、栗原がPGとして「勝つ試合」の一翼を担ってきたのは間違いない。小野ヘッドコーチ(HC)も「PGが変わることによっていつもと違うオフェンスのリズムになり、選手たちはストレスを感じながらプレーすることになった」と敗因の一つとして指摘した。
しかしベンチに戻る柳川に代わってシューティングガード(SG)の石井がその役割を担い、ハインズ、ムボジがそれぞれ6アシストを記録するなど、チームでしっかりとフォローしたことは評価できるだろう。
問題は得点に関わるプレーになる。ターンオーバーの16本は多すぎる。「ミスによる失点が多いと選手たちには話してきたが、改善できなかったのは残念だ」と小野HCの口調はいつになく厳しかった。(有賀)