最適な医療を提供 奈良県立病院機構が第3期中期計画案を提示、承認
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経常収支の黒字化は困難
奈良県総合医療センターなどを運営する県立病院機構は1月19日、有識者で構成する評価委員会に第3期中期計画案を提示、承認を受けた。同計画は来年度から5カ年を対象に目標を設定、最適な医療の提供や地域貢献の推進、経営の安定化などに取り組む。ただ経常収支の黒字化については計画期間中の28年度達成が困難な見通しになったとし、2年先延ばしする方針を説明、委員会の理解を求めた。計画案は同委員会の意見を踏まえて必要な修正を加えた上で県会の2月定例会に提出、県の認可を得て本年度中の策定を目指す。