政治
奈良市が新ごみ処理施設の説明会 市と住民の議論平行線 市長「環境改善に努力」 候補地隣接住宅地自治会「信用できない」

奈良市は6日、同市七条地区で進めようとしている新たなごみ処理施設「クリーンセンター」の建設について、候補地に最も近い住宅地となる柏木町朱雀園2丁目自治会(岡田広会長、約100世帯)を対象に説明会を開催。仲川元庸市長が土地の形状やアクセス性に優れるなど七条地区を選定した理由を挙げ、建設に理解を求めた。ただ岡田会長らは周辺市との広域化計画が頓挫した以上、候補地についてはゼロベースで見直すべきと主張。「われわれにとって、きょうは反対集会」との声も上がり、双方の議論は平行線のまま終了した。