金剛砂で鮮やかな文様 御所出身の東川さんが東京・奈良まほろば館で天目陶芸展

奈良県御所市出身の陶芸家東川(うのかわ)和正さん(71)=東京都在住=の天目(てんもく)陶芸展が25日まで、東京都港区の奈良まほろば館で開かれた。
作品は二上山(葛城市)で採れる金剛砂(こんごうしゃ)を釉薬(ゆうやく)に混ぜ合わせることで浮き出る鮮やかな文様と色彩が特徴。会場には立体的・造形的な花器や茶碗、小物など約30点が展示された。
東川さんは30数年前、サンドペーパーの原材料として使われていた金剛砂の用途拡大を模索していた県工業試験場(現産業振興総合センター)から、陶器の材料として使用することを打診され、以来、自身の作品の材料として使用してきた。ただ、思い通りの美しい発色を出すことは難しく、納得のいく作品に仕上がるのは数年に一度だという。
東川さんは「首都圏で金剛砂の魅力を広く伝えたい」と話している。