10月18日に住民試乗会 五條市デジタル交通サービス導入推進協議会が会合
関連ワード:

超高齢化した過疎地で、デジタル技術を活用した交通サービスの導入を検討している奈良県五條市デジタル交通サービス導入推進協議会(会長=喜多秀行・神戸大学名誉教授)の第3回会合が5日、同市岡口1丁目の市役所で開かれ、同市西吉野町永谷地区住民対象試乗会の日程などを決めた。
同協議会は県と市、市の公共交通事業者、学識経験者、永谷地区住民で構成し、昨年11月に発足。公共交通の空白地帯で、新しい交通の可能性を模索している。
試乗会は今月18日、同市西吉野町城戸の市有地で、カートタイプの自動運転車両(7人乗り)と免許なしで運転できる1人乗りのパーソナルビークル(スクータータイプ・車いすタイプ)を住民に体験してもらい、アンケートを実施する。
協議会では永谷地区でこうした車両を導入する場合の安全対策の必要性を再確認。デジタル交通導入と並行して、同市は従来のコミュニティーバスの運行も検討する。