大神神社回廊で洋画家・熊野恵次さん奉納展 三輪山など風景描く

桜井市三輪の大神神社(鈴木寛治宮司)の「巳(み)の神杉」前の南西回廊で、桜井市在住の洋画家、熊野恵次さん(71)による「熊野恵次奉納展〜写生から創造へ」が開かれている。
アクリル絵の具で描いた草花や三輪山、川辺など同市近辺の風景や、富士山、上高地、フランス、イタリアの風景など、80号から3号の小品まで約30点を展示する。9日まで。観覧無料。
熊野さんは県美術人協会会員で元独立美術協会会友。中学校の美術教諭や小学校長などを経て、現在も県内の高校で美術の非常勤講師を務めるかたわら、年間約20枚の作品を制作。近鉄百貨店橿原店など各地で個展を開いている。
熊野さんは「自宅近辺の風景を大切に描いている。4年前から展示させてもらっているが、宮司さんから『絵を見て安らぐ場所になっている』と言われ、大変うれしい」と話す。
問い合わせは同神社、電話0744(42)6633。