奈良でお仕事フェスティバル 小学生記者150人が取材体験
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奈良市西九条町4丁目の大和ハウスグループみらい価値共創センターで1日、小学生を対象にした「奈良のお仕事フェスティバル」が開かれた。約150人が参加し、記者になり切って、さまざまな職種の人に取材した。
県内の子どもたちが就職時に奈良を離れたり、県外に就職したりするケースが多いことから、県内のさまざまな仕事を知ってもらおうと、初めて開催した。
イベントには小学3〜6年生約150人が参加。県内の企業や伝統産業、寺やプロスポーツチームなど30職種の関係者がブースを出し、参加者は関心のあるブースを回って話を聞いたり、質問をしたりして最後にレポートをまとめた。
生駒市の茶せん師のブースでは参加者から一日の製造本数について質問があり、茶せん師が「一人前になって、夫婦で12時間働いて10本できればいい方」と手間がかかることを説明。薬師寺の僧侶は「みんなが幸せであるように祈りをささげることが仕事」などと話した。
参加した大和郡山市の向梨々愛さん(9)は「どれも面白かった。特に茶せんの仕事は工程がたくさんあることを知れて良かった」と話していた。