新たに4件を認定 万葉×橿原コレクション 市内外で販売やPR 認定品は計18点に

奈良県橿原市の橿原商工会議所は9月29日、地元産品をPRする地域ブランド「万葉×橿原コレクション」に、本年度新たに4件を認定したと発表した。
認定されたのは、「鮨 かわしま」(橿原市石川町)の「柿葉鮨 HANAYA」▽「MSIN」(同市醍醐町)の「古都華スムージー」▽「ココアイ」(同市内膳町)の「病院とお菓子屋さんが作った低カロリータイプクッキー バター味」▽「藤井」(同市曽我町)の「やまと木綿SoraGococHI」。
一箱5貫入りの「柿葉鮨 HANAYA」(1500円、税込み)は江戸前ずし仕立て。ネタはコハダ、めしに赤酢を使い、柿の葉で包む。店の川島洋行さん(43)は「伝統、融合、昇華という思いを形にした」と話す。
県産イチゴ「古都華」の良さを引き出した「古都華スムージー」(1杯600円、同)は、口当たりが滑らかになるように工夫。岩間義行マネジャー(36)は「古都華の香りや甘さを損なわないように仕上げている」とPR。
「病院とお菓子屋さん―」(11枚入り540円、同)は、県立医大付属病院の医者や管理栄養士からの相談がきっかけで誕生。開発に当たり、味を重視した。原田知里オーナーパティシエ(44)は「お医者さんが薦めてくれる程度の低糖質、低カロリーになっている」と特徴を話した。
「やまと木綿―」(参考小売価格1枚1650円)は、吸水性や伸縮性を追及した高機能タオル。フェイスタオルサイズだが、藤井幹晴社長(65)は「小さくてもバスタオル代わりに使える。体を拭きやすく、女性は頭に巻きやすい。洗濯も楽」と話した。
認定制度は2019年度にスタートし、認定品を毎年公募。市内の事業所で製造、販売される商品や提供サービスが対象で、本年度は5社から5点の応募があった。今回を含めて認定品は計18点となり、市内外のイベントで販売やPRを行う。
認定品に関する情報は橿原商工会議所ホームページ内、橿原ブランドのページで。