奈良・平群町で児童らが子どもサミット SDGs考えよう
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奈良県平群町内の小中学生らがさまざまな社会問題について意見を交換する「へぐりこどもサミット〜SDGs(持続可能な開発目標)版カルタをつくろう〜」(第一生命保険奈良支社協賛)が29日、同町吉新3丁目の同町総合文化センターで行われた。
コロナ禍の影響で開催は4年ぶり。今年度は町立平群小、平群南小、平群北小、平群中学校の児童らがSDGsをテーマにオリジナルカルタの読み札と絵札を考え、作成した。
各校の代表児童らは、授業を通じて考えたカルタの内容と企画意図を順番に発表、他校の児童らと意見を交わした。
平群小5年の吉岡明良くん(11)は、食材を大切にしようという思いを込め「買い過ぎや、嫌いなものも捨てないで」という言葉を考案。吉岡くんは「余った食材はフードバンクなどで活用できると思う」と意見を述べた。
同町の岡弘明教育長は「SDGsのキーワードは優しさだと思う。人に優しく、自然に優しい、その思いが第一歩になる」と児童らに語りかけた。