ペットボトルで命の輝き 現代美術・造形作家の佐野さんが奈良で作品展

奈良市西寺林町のギャラリー勇斎で、大阪彫刻家会議会員の現代美術・造形作家、佐野祥久さん(大阪市)の作品展が開かれている。造形作品など約30点を展示、販売も行う。26日まで。
佐野さんはペットボトルや廃材を用いた作品を制作。ペットボトルを花びらのように切り開き、複雑につなぎ合わせて立木のように表現し、中心部に電極を通して点滅させるなど、不思議な世界を表現している。
佐野さんによると、ペットボトル作品は植物の生命活動をイメージし、現在の作品は分解してリメイク、変化・増殖を繰り返して新たな作品になるという。環境問題にも目を向けた作風は、デンマーク、フィンランド、ドイツ、ベトナムなど、海外から高く評価され、さまざまな作品展が催されている。
午前11時〜午後6時。入場無料。問い合わせは同ギャラリー、電話0742(31)1674。