奈良国際現代美術展 国内外から60人さまざまな分野で 7月9日まで奈良市美術館

国内外約60人の現代アート作家の作品100点以上を展覧する、第2回「奈良国際現代美術展 THE WAVE(奈良潮)2023」(問澄・ニューヨークアンディ芸術企画主催、奈良新聞社など後援)が5日、奈良市二条大路南1丁目の市美術館で始まった。多数の芸術ファンらが訪れ、現代芸術の潮流を体感し、多彩な作品を楽しんだ。9日まで。
古くから国際交流が盛んだった奈良で現代アートの流れを知り、国内外へ発信するイベントとして昨年スタート。日本と中国を中心に出展アーティストも増え、米国やスペイン、ギリシャ、スイスからの参加もあった。
会場には絵画や書、現代水墨画、彫刻、写真、工芸などさまざまな分野、スタイルの作品を展示。来場者は感情を揺さぶり、想像力を刺激される作品を鑑賞し、それぞれの魅力に触れていた。
初日のこの日は開会式も実施。同芸術企画のアンディ・チョイCEO(最高経営責任者)は「時代の温度が感じられる作品がそろった。新しい時代を展望してもらえるのでは」とあいさつ。生駒市から参加の洋画家、平本重次さんは「生まれ育った誇るべき奈良に、各国からアーティストをお迎えできて幸せ」と話した。
観覧無料。午前10時から午後5時30分開場(最終日は午後2時30分まで)。