クラシック楽しんで 奈良で演奏会 声楽や多彩楽器で

奈良市音楽協会(奥本文夫会長、会員約430人)の「ミュージックフェスティバル2023」が4日、奈良市三条宮前町のなら100年会館中ホールであり、クラシック音楽愛好家ら約300人が演奏を楽しんだ。
会員による「定期演奏会」と、今年3月に音楽系大学を卒業した新人音楽家たちの市内でのデビューコンサートとなる「新人演奏会」の2部構成。同市でのクラシック音楽の普及などを目指して約30年前から毎年、別々に演奏会を開いていたが、昨年から2部構成で一本化し現在の名称に改めた。定期演奏会には6人が出演し、ピアノ二重奏やバイオリン独奏、ソプラノ独唱を披露。新人演奏会では12人が打楽器独奏、テノール独唱、ピアノ独奏などで迫力あるパフォーマンスを見せた。
奥本会長(74)は「気軽にクラッシク音楽を楽しんでもらうことで、愛好家が増えてくれれば」と話した。