宇陀市、妊婦などに葉酸サプリメント配布 補正予算案など14件
奈良県宇陀市は1日までに、1億2811万円を追加する本年度一般会計補正予算案など14案件を発表した。きょう2日開会の市議会6月定例会に提出する。
補正予算では県内初の取り組みとして、妊婦や妊娠を希望する女性に葉酸サプリメントを配布する事業に18万円。葉酸不足による胎児の神経系の障害や妊婦の貧血予防などの効果が期待され、7月より市の窓口で1人につき5カ月分を提供予定。
また、地域経済循環創造事業に2500万円を計上。国の交付金を活用し、見学施設にもなるよう酒蔵を改修する酒造会社の初期投資費を支援する。今秋の完了、観光客の誘致を目指している。このほか、榛原地域の幼保連携型認定こども園の整備に向けた基本構想などに553万円▷最先端デジタル教育体験事業に540万円▷エストニアとの交流による人材育成事業に3015万円―などを盛り込んだ。