奈良学園幼稚園で交通安全教室 防犯標語や歌で学ぶ
奈良市中登美ケ丘3丁目の奈良学園幼稚園(槙康二園長)で30日、奈良西署、奈良市危機管理課の交通安全教室が行われ、年少から年長の全園児100人が参加した。
警察官らは交通ルールや防犯を、パネルや小物を用いて子どもたちにも分かりやすいように防犯標語や歌などを交えて説明。司会を務めた県警本部の松田幸巡査部長の呼びかけや質問に、園児たちは元気いっぱい大きな声や身振りで応えた。
槙園長は「園児たち自身が、幼いなりに命を大切にするということを意識できるようになることが大事。帰って家の人にも教わったことを伝え、互いに確認し合ってほしい」。松田巡査部長は「小さな子の事故のニュースを見ると胸が痛い。日頃から安全確認をする習慣を身に付けてほしい。そのために、繰り返し伝えていきたい」と話す。
奈良西署少年指導員の山瀬浩一さんは「元気にあいさつすることの大事さを伝えている。礼儀もあるが、いざという時に助けを呼ぶ声を出せるようになる。子どもたちが事件に巻き込まれないようになれば」と、見守る思いを話した。