「虎の絵が格好よかった」 明日香幼稚園の園児がキトラ古墳壁画見学
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奈良県明日香村立明日香幼稚園の園児約40人が24日、同村阿部山の「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」を訪れ、一般公開中のキトラ古墳壁画「白虎」などを見学した。
村では郷土愛の育成などを目的に、園児や児童、中学生に村にある実物の文化財に触れる機会を提供。今回は文化庁や国営飛鳥歴史公園などの協力により、発見から今秋で40周年を迎えるキトラ古墳壁画を選んだ。村の担当者から「宝物が村にあることを知って」などと話を聞いた園児は、約20人ずつ壁画の展示室に入室。ガラス越しに白虎を間近で眺めたり、図解パネルなどを見て同古墳壁画について学んだ。
年長組の浦谷眞都くん(5)は壁画が村の担当者から石を粉にした絵具で描いたことを教わり、「不思議だったけどよく分かった。虎の絵が格好よかった」。