悩み募集僧侶が答えます

歴史文化

大和古寺お参り日記【26】 - 大野寺(下)

関連ワード:

火の中から女性を救ったと伝わる「身代わり地蔵」

 大野寺は、681(天武10)年に役行者(えんのぎょうじゃ)が創建した後、弘法大師(空海)がお堂を建てたと伝わる。当時は弥勒を表す「慈尊院」と呼ばれていたが、後に地名の「大野」が使用されるようになった。

 

 大正時代に建てられた本堂には、本尊の弥勒菩薩が祭られている。秘仏として厨子に安置され、姿を見ることはできない。戦などで度重なる火災に見舞われ、創建時の建物は残っていないという。

 

秘仏の本尊弥勒菩薩
本堂には摩崖仏のお顔の拓本も。

 

 

 本尊の向かって右側に祭られているお地蔵様には、「身代わり地蔵」の伝説が残る。高さは80センチほど。国の重要文化財に指定されている。

この記事の残り文字数:682文字
(写真4枚 あり)

この記事は歴史文化ジャンルの有料記事です。
続きをご覧になりたい方は
ログインまたはご利用手続きをお願いします。

初月無料で今すぐ見る
(まずは会員登録画面へ)


地元奈良を知るには
やっぱり奈良新聞デジタル!

奈良新聞デジタルの有料プランに入ると

  • 月額550円から有料記事が読める
  • 広告なしで快適に閲覧(一部バナーを除く)
  • 国内・国際ニュースが読み放題
  • 上位プランで紙面宅配や紙面ビューア利用可

詳しい案内はこちら

こちらの記事も読まれています

特集記事

人気記事

  • 奈良県の名産・特産品・ご当地グルメのお取り寄せ・通販・贈答は47CLUB
  • 出版情報 出版物のご購入はこちらから
  • 特選ホームページガイド