年の瀬の奈良、安心安全 奈良県警年末特別部隊が合同出発式
犯罪や交通事故が多発する12月を迎えて県警は2日、奈良市登大路町の県庁前で年末特別部隊の合同出発式を行った。事件事故抑止の気運醸成を図り、県民の安心安全を確保することなどを目的に、31日まで活動する。
同部隊は、刑事部や生活安全部、交通部など全部門から隊員を招集して編成。出発式には隊員38人、車両18台が集まり、聴覚障害者らに配慮して2日に導入された、新型警光灯を搭載した小型パトカーもあった。
これまでの警光灯は、パトロール中も緊急時と同じ0・5秒間隔で点滅していたが、新型はパトロール中、2秒間隔で点滅する。
出発式で宮西健至本部長は「各種犯罪抑止と検挙活動を強力に推進し、県民に安心して新年を迎えていただけるように努めてもらいたい」と訓示。機動捜査隊の上津詔彦隊長が「日本一安全で安心して暮らせる奈良の実現に向け、全力を挙げる」と決意表明した。
その後、隊員たちは県警幹部らが見守る中、パトカーや白バイに乗ってパトロールに出発した。