音羽山観音寺 後藤住職の花だより - 春ですね編 2023年初春
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夏と秋、ミョウガがびっしりと生えていたエリアにムラサキハナナの芽がたくさん出てきました。春の短い間、住職の庭で勢力が強いのがムラサキハナナです。プラスチックのプランターと通路にたくさん咲くサクラソウと競争するようにエリアを広げていきます。
小さな庭で次々芽吹く 花があちらこちらに
冬の間、ひっそりとしていた住職の庭。気温が上がるにつれて、春の花が現れます。
ムラサキハナナの花は4月中旬にモノレールの線路をまたぐほどの勢いをみせます。花の時期が過ぎたら、違う花が芽を出します。草花はスペースがあったら種をこぼし勢力を広げていくようです。
広範囲にムラサキハナナの芽。細長い芽はバイモ
サクラソウは通路いっぱいに咲き誇り、終わればミヤマヨメナとミヤコワスレがその場所を占領します。
住職が育てているものもありますが、野鳥が運んできたものもあります。
庭はじっとしていることなく、毎日、なんらかの変化があります。住職はそれが楽しみでもあるのです。
家の中にも春が来た クルミとクーちゃん
クルミが寝ている上に吹き戻し(息を吹き込むと紙が伸びる笛)を置いています。住職が使うそうです。
吹き戻し
「笛はお医者さんから誤嚥(ごえん)防止のために指導があったのよ。それからゴロゴロ言いながらうがいするとのどが鍛えられると言われたの」
そう話しているのが聞こえたのか、クルミが起きてきました。めったに姿を見せないクーちゃんも動いています。
「あら珍しい。クーちゃんはクルミと一緒にいたいけど、クルミは1人でいたいのよ」
左がクーちゃん、右はクルミ(親娘)。並んでいるのは珍しい
「1人が好きなの。そばに来ないで」とクルミ
家の中で2匹がうろうろ。寒い時は湯たんぽから離れず姿を見せませんでした。
音羽山観音寺に春が来ました。
音羽山観音寺
山の中にある尼寺。桜井市南音羽
JR・近鉄桜井駅下車、桜井市コミュニティバス談山神社行、下居下車、約2km。火曜日閉門。
17日の御縁日が火曜日の時は開門、翌日閉門