皆で楽しく子育てを ベビーマッサージなど 天理で震災チャリティーイベント
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NPO法人わらべうたベビーマッサージ研究会(天理市、奥田朱美理事長)は4日、奈良県天理市川原城町の天理駅前南団体待合所で、震災チャリティーイベントを開いた。オンラインも含め、約30人の幼児親子らが参加した。
助産師の奥田理事長(69)が考案した独自の「わらべうたベビーマッサージ」を広める同研究会は、東日本大震災後から毎年、同イベントを開催。12年目となる今回は3月中に全国8カ所で実施している。
この日は同研究会のインストラクターが「おーなかハート」「赤ちゃん指ころころピ」など、オリジナルのリズムに合わせたマッサージや産後ダンスを指導。母親が胸や腕をマッサージすると、子どもは気持ちよさそうにしていた。幼児を抱きながらのダンスでは、抱っこ紐の中で眠る子も見られた。
参加費とバザーの収益金は、県看護協会や大阪府助産師会を通して医療的支援に寄付される。奥田理事長は「孤独にならず皆で楽しく子育てできる環境を目指して活動している。家でも実践して親子の絆を築いてほしい。イベントを通した支援は続けていきたい」と話した。