奈良信用金庫(大和郡山市、田村好美理事長)は15日、奈良市三条町の奈良支店6階コミュニティースペースで、椅子を使った健康長寿エクササイズ「ならしん健康促進セミナー」を開いた。日本フルハップ共催。年を取って身体の機能が衰える状態「フレイル」(虚弱)を予防して健康長寿を目指すのが目的。健康に関心のある市民約20人が参加して楽しく体を動かした。

　植村豊奈良支店長は「昨年7月、ここJR奈良駅前に支店を移した際にこのコミュニティースペースを作った。普段から自由に使ってください」とあいさつ。

　講師は県内各地の運動指導などで、広く活動する栁谷(やなぎや)和花子・チェアエクササイズインストラクター。

　まずは座ったまま、骨盤を意識しながら有酸素運動を30分間。参加者それぞれの体調に合わせてゆっくりと、または力強く掛け声を発しながら手足を動かした。そのあと、休憩を挟んで立ち座りのトレーニングなどを行った。

　大和郡山市の塩見英津子さん(54)は「背中が丸くなりがちなので、意識して背筋を伸ばそうと思って参加した。体が軽くなった」と話した。

　同スペースは平日午前9時〜午後3時の間、自由に利用できる。見晴らしも良く、フリードリンクもある。