今年も残すところあと2カ月。「年末の大掃除」の文字が頭をよぎります。「大掃除は大変」という人も多いと思いますが、実は「掃除」と「片付け」を一緒にしてしまっているのが原因かもしれません。大掃除に向けて、今日から始められる“お片付け”のポイントをご紹介します。

 

 

＜クローゼット編＞

 

衣替えは片付けのチャンス

新年に向けてクローゼットをリセット

 

　そろそろ厚手のセーターやコートを用意する時期がきました。衣替えは片付けのチャンスです。

 

　お片付けの作業現場で衣替えをしていると、毛玉だらけのセーターや虫食いで穴が開いた服、ダウンなど表地のナイロン素材が破けてしまったコートなどがよく出てきます。また、捨て時が難しい下着類も、紐が伸びていたり、変色している物がたくさん出てくることもよくあります。

 

　新年を気持ちよく迎えるためにも、衣類の入れ替えと同時に着られる状態であるかどうかをチェックしましょう。状態の悪い衣類は、手入れや修理をして着られるようにするか、思い切って手放してみてください。

 

　また、年齢によって似合う服は変わってきます。数年前は着ていると褒められたのに、最近袖を通してみると、なんだか顔映りが悪いなと感じる服があれば手放して、今の自分を良く見せてくれる服に買い替えましょう。

 

　これで、心置きなく新春初売りへ出かけられそうですね。

 

 

＜キッチン編＞

 

大掃除の前にまずは見直し

物を減らして楽々お掃除

 

　キッチンは毎日使う物以外は、できるだけ表に出ている物を減らすと、掃除が格段に楽になります。特にコンロ周辺は落としにくい油汚れがほぼ毎日発生する場所なので、できるだけ物を減らすとよいですね。

 

　賞味期限切れの食材や、数年間一度も使用していない食器や調理道具を思い切って手放すと、収納スペースが空いて、表に出しっ放しになっていた物を収めることができます。

 

数年使っていないけれど、どうしても手放しにくいという物は、納戸などに移動するのも一つの手段です。

 

　キッチンの収納は、いかに掃除がしやすいかどうかを優先すると、日々綺麗な状態が保ちやすくなり大掃除の際に大変な思いをしなくて済みます。

 

 

＜玄関編＞

 

玄関整理で運気アップ

まずは天日干し

 

　玄関はすべての運気の出入口ともいわれる場所。新年に年神さまを迎える前にはスッキリ綺麗な状態にしておきましょう。

 

　年末までのカラっと晴れた日に、全ての靴を下駄箱から出して天日干ししましょう。その時、足に合わなかったり、ボロボロになった靴は手放すなど1足ずつチェックしましょう。干している間に、下駄箱の棚板を拭いていきます。

 

　臭いが気になる場合は、重曹にアロマを垂らしてビンに入れて下駄箱の片隅に置いておくと気持ちも爽やかになりますよ。

 

 

 

年末までに、少しずつお片付けを進めておくと、大掃除がグッと楽になりますので、ぜひ今日からスタートしてください。

 

 

 

【取材協力】

奈良のお片づけ・お引越しをサポートする

整理収納アドバイザー　中西彰子さん

 

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