ICT活用し新たな働き方推進 奈良県内企業担当者らテレワーク手段を体験
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ICT(情報通信技術)を活用した新しい働き方を推進するためのイベント(県主催、ワイズスタッフ運営)が25日、奈良県橿原市内膳町1丁目のミグランス(橿原市役所分庁舎)コンベンションルームで開かれた。テレワークに関するセミナーやツール体験があり、県内企業の総務担当者ら約30人が参加し、理解を深めた。
イベントは「県の中小企業のためのツール体験&納得フェア」(県ICTを活用した新しい働き方推進事業)。業務効率化によるコスト削減や、職場環境改善による従業員満足度の向上につなげてもらおうと、昨年度に続き開催した。1回90分のプログラムを4回実施した。
セミナーでは、日本初のテレワーク専門コンサルティング会社「テレワークマネジメント」(本社・北海道)の田沢由利社長が、コストを抑えたテレワーク導入のノウハウを解説。「ICTを活用し、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方」とするテレワークの定義に触れた上で、テレワークを効果的に行うためのICTツールを紹介した。
ツール体験では、参加者が五つの分野(「セキュリティ」「コミュニケーション」「グループウェア」「ペーパーレス」「勤怠管理」)に関するテレワークツールを体験した。