特別支援学校生の力作ずらり25点 田原本の奈良中央信用金庫本店でアート展

奈良県田原本町の奈良中央信用金庫本店ロビーで24日、「特別支援学校アート展inならちゅうしん」が始まった。11月11日まで。
「みんなで楽しむ大芸術祭」(11月30日まで開催中)の参加イベントで同信金での開催は10回目。今年は県立高等養護学校と明日香養護学校の2校の生徒らによるみずみずしい絵画や切り絵などの作品計25点を展示している。
県立高等養護学校1年の小猿秀明さんは、好きな音楽をテーマに、グランドピアノの絵をステンドグラス用の絵の具を使い、約1カ月かけて製作。小猿さんは「ピアノが音色を奏でるように、たくさんの色を使うことで鮮やかに仕上げる工夫をした」と話す。
同校の美術担当の寺本佳雅教諭は「配色や構図を意識して描くように生徒たちに教えてきた。それぞれの個性がうまく表現されていると思う」と評価する。
平日のみ午前9時から午後3時。観覧無料。