奈良マラソン歴代入賞者の平田さん、大井さん講師 コース攻略法など伝授

奈良マラソン実行委員会は16日、奈良県天理市田井庄町の天理大学体育学部で、12月11日に開催される「奈良マラソン2022」に向けた「奈良マラソン歴代入賞者に学ぶ練習会」を開いた。
同マラソン男子総合最多優勝者(5回)の平田治さんと21年女子総合第2位の大井千鶴さんが講師を務め、同マラソン出場予定の参加者約25人に攻略法を伝授した。
「攻略パネルディスカッション」では、平田さんと大井さんが同マラソンを解説。平田さんはアップダウンが多いコースに触れ、「坂道では(上りでも下りでも)体重を前に預けて走る」とアドバイスした。大井さんはペース配分について「(コースの)前半は攻めない方がいい」と指南。参加者はメモを取りながら熱心に耳を傾けた。参加者が10キロ前後を走る実技も行われた。
また、6月から月1回開講している「ランニングクリニック2022」(全6回)の第5回も開かれ、初心者・中級者約60人が参加。ランニング学会の佐藤光子副会長ら3人が講師を務め、マラソンの目標タイムに関する座学と実技が行われた。
奈良マラソン実行委員会の野田康彦事務局長は「きょう学んだことを生かして練習し、大会でいい記録を出してほしい」と参加者にエールを送った。