新聞の読み方、作り方など学ぶ 五條西中でNIE出前授業
奈良県五條市大沢町の市立五條西中学校(上明代千恵子校長)で4日、新聞について学びを深める出前授業が行われた。中学3年生60人が奈良新聞社編集部の辻恵介編集委員から、新聞の読み方や作り方のポイントなどを学んだ。
同校は今年度、NIE(教育に新聞を)の実践指定校に選ばれ、新聞を活用した授業を通して読解力の向上を目指している。
辻編集委員は奈良新聞の紙面を参考に、各面の記事の種類やレイアウトのルールなどを紹介。見出しの表現方法について、「『五條西中学校日本一』ではなく、『五條西中が日本一』や『五條西中、全国V』とするとより伝わりやすくなる」などと説明した。
また信頼性、一覧性、保存性といった新聞の特長や、屋外で体に巻くと防寒に役立つといった再利用法についても話し、「新聞に親しんでもらえれば」と呼びかけた。
祖母の家で新聞を読むことがあるという山口優衣さん(14)は「読むほどに気になるニュースがあって興味が湧いた」、野球のクラブチームに所属する楢林勇生さん(15)は「野球で新聞に掲載されるよう頑張りたい」とそれぞれ感想を話した。