須藤氏が立候補へ 「メガソーラー計画反対」 - 平群町長選
任期満了に伴う奈良県平群町長選(11月15日告示、20日投開票)に無所属の新人で、「平群のメガソーラーを考える会」代表世話人、須藤啓二氏(71)が30日、立候補の意向を表明した。現職の西脇洋貴氏(65)に次いで2人目。
同日、会見した須藤氏は同町のメガソーラー開発の問題について「環境破壊を伴う現状の計画は非常に危険」と強く反対。このほか、公約として、廃止の方向で協議中のウォーターパークの存続▷学校給食の段階的な無料化▷待機児童ゼロなど子育て世代に寄り添った町づくり―三つを掲げた。
須藤氏は「平群町の恵まれた自然環境を大切にし、住民が安心、安全に暮らせる町づくりを目指す」と抱負を述べた。
須藤氏は1951(昭和26)年9月、大阪市生まれ。大阪工業大学を卒業後、土木・水処理技術者として会社勤めをした後、96年に水処理プラント会社を設立。2020年から「平群のメガソーラーを考える会」代表世話人としての活動を行う。