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奈良県食材で行楽弁当 奈女大生と奈良ホテルが共同開発

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行楽弁当を共同開発した奈良ホテルの片岡宴会料理長(右奥)と奈良女子大学学生ら。パッケージデザイン(右手前)も学生が手掛けた=29日、奈良市高畑町の奈良ホテル

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 奈良女子大学(奈良市)の学生による「奈良の食プロジェクト」と同市高畑町の奈良ホテルが産学連携し、奈良の魅力を詰め込んだ「まほろば行楽弁当」を開発。29日に同ホテルで報道発表した。奈良漬のかすに漬け込んだ焼き魚など、奈良食材の新たなおいしさを発見できる。予約受け付けはあす10月1日から。

 

 「奈良の食プロジェクト」と奈良ホテルの共同企画は3回目。6月末から本格的に打ち合わせを重ね、プロジェクトのメンバーが考えたオリジナルメニュー24品から絞り込み、彩りや味わいなどの改良を経て完成。大和牛と野菜のすき焼き風▷白身魚の彩り揚げ 大和茶風味▷ヤマトポークと三輪そうめんの華シューマイ―など、多彩な味と食感が楽しめる9品を詰め込んだ。

 

 この日、プロジェクトの学生も完成品を初めて試食。「ふたを開けた時、彩りがきれいで気分が上がる」と3回生の成瀬優衣さん(21)。同、吉田瑞穂さん(20)は「どれもおいしい。『ぶぶあられ』を使った白身魚の彩り揚げはサクサク」と笑顔を見せた。

 

 プロジェクトリーダーで同大学院1年生の中野双葉さん(22)は、「行楽で奈良を訪れた人だけでなく、県内在住の人にも奈良の魅力を再発見するきっかけになれば」と思いを込める。

 

 学生のアイデアを形にするため試行錯誤した同ホテルの片岡大・宴会料理長(51)は、「三輪そうめんをシューマイ生地に使うなど、びっくりするアイデアもあり楽しかった」。学生の提案で初めて十津川のエリンギを使い、新しい発見もあったという。

 

 税込み3500円。申し込みは10食以上からで、受け取り日5日前の午後6時までに予約する。販売期間は2月28日まで。同ホテルから半径15キロメートルまで宅配できる。申し込みは奈良ホテル、電話0742(24)3033。

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