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自転車事故の怖さ体感 奈良県内初、VRシステムを活用し奈良署が交通安全教室

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VRシステムを使って安全講習を受ける受講者=29日、奈良市三条宮前町のカーブスJR奈良

 奈良市三条宮前町のフィットネスジム「カーブスJR奈良」(近藤宏美店長)で29日、交通安全予測VR(バーチャルリアリティ=仮想現実)システムを活用した交通安全教室が開かれ、自転車利用の多い同店の利用者ら約30人が受講した。

 

 奈良署が県内初の同システムを活用して、きょう30日までの秋の交通安全運動週間に併せて実施。参加者はVR体験と横断歩道を渡る際の安全教室の2班に分かれて交替で受講した。

 

 同署の工藤敦交通第一課長が「最近は高齢者の自転車事故が多い。どうしたら安全に走行できるかを学んでください」とあいさつした。

 

 同システムは自転車で道路を走る場合を想定。起こりうる事故を装着したゴーグル内に映し出される映像を見ながら体験する。モニターにも同じ映像が映し出され、指導員が解説した。同システムや講習用の信号機などは交通安全指導に継続的に取り組む県トラック協会(塚本哲夫会長)が同署に無償貸与した。

 

 VR講習を体験した佐々木由子さん(67)=奈良市=は「自分の自転車運転の良いところ、悪いところがとてもよく分かった。さらに安全運転に努めたい」と話した。

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