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【動画あり】遺徳しのび灯明ずらり 西大寺で「興正菩薩忌」

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灯明がともされた興正菩薩廟塔の周囲を光明真言を唱えながら回る僧侶ら=25日、奈良市西大寺野神町1の西大寺奥の院

 奈良市西大寺芝町1丁目の西大寺で25日、鎌倉時代に同寺を再興した高僧・叡尊(えいそん)上人(興正菩薩)の遺徳をしのぶ「興正菩薩忌」が営まれた。

 

 叡尊は荒廃した同寺を、密教と戒律を兼修する「真言律」の根本道場として復興。仏教を盛んにして民衆を救済する「興法利生」をスローガンに宗教活動にも力を入れた。1290(正応3)年8月25日、現在同寺の奥の院がある地で亡くなった。

 

 松村隆誉長老ら僧侶は興正菩薩坐像(国宝、鎌倉時代)を祭る愛染堂御霊屋(おたまや)で読経。その後、奥の院で法要。約650個の灯明がともされた興正菩薩廟塔(石造大五輪塔、鎌倉時代)の周囲を、檀信徒と共に光明真言を唱えながら回った。

 

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