歴史文化

弥生時代の硯から墨の付着確認できず 奈良県立橿原考古学研究所が国内3遺跡出土品分析

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すすの粒子がなかった西新町遺跡出土の板石硯の電子顕微鏡観察画像(岡見知紀氏提供)

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 国内の3遺跡から出土した弥生時代の硯(すずり)とされる石製品について、付着している黒色物質を電子顕微鏡で分析したところ、墨ではないことが分かった。中国や朝鮮半島の出土とされる硯からは墨の付着を確認でき、調査をした奈良県立橿原考古学研究所の岡見知紀主任研究員は「国内での分析事例を増やす必要がある」としている。

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