地方からeスポーツを盛り上げよう - 地元出身のプロ選手輩出へ
奈良県初のeスポーツチーム「アマテラス」に奈良県出身のプロ選手
福本涼太さん(奈良県天理市出身)
ハンドルネーム「RF」
日本のeスポーツ業界において、地方チームの育成が注目される中、奈良県初のeスポーツチーム「アマテラス」(奈良市)では、地元奈良出身のプロ選手福本涼太さん(ハンドルネーム「RF」)の所属が決定。これからの活躍が期待されています。
小学生のころからゲームが大好きで、家庭用ゲーム機でいろんなゲームを楽しんできた福本さん。小学4年生のときに、近所の駄菓子屋に設置されたゲーム機で、格闘系ゲームの魅力に目覚めます。
高学年になると、ショッピングモールへ買い物へ行く親についていき、中高生たちが対戦している様子をうらやましく眺めていたそうで「小学生の自分が挑戦する勇気もなく、とにかく中高生たちの対戦を見ているだけで楽しかった」と話します。
高校時代にはほぼ毎日のようにゲームセンターに通いつめ、気づいてみれば負け知らずになり、地元では一目を置かれる存在に。
2003年から約10年間開催されたeスポーツ全国大会「闘劇」では、2冠や入賞などの好成績を残し、その後は海外大会にも出場するなどして活躍の場を広げてきました。
アマチュア選手として実績を積み、2022年2月、チーム「アマテラス」に所属。プロ選手「RF」として第一歩を歩み始めました。現在は、動画配信サイト「YouTube」でのゲーム実況や大会出場などを中心に活動しています。
アマチュア時代はあくまでも趣味の世界。プロ選手として自信をもって取り組める一方で「モラルなど社会的責任を背負う立場でもあります」と声を引き締めます。
eスポーツの魅力については「eスポーツは子どもたちに夢を届けられる仕事だと感じています。自分が歩んできたように、興味を持って追求すれば可能性は広がることを伝えられればと思います」と次世代の育成にも積極的です。
同チームを運営するタヂカラの上田良太社長も「e-sportsのジャンルの中でも格闘ゲームは日本が発祥と言われています。また、そのこともあり、多くの日本人プレイヤーが世界で活躍しています。弊社所属のRFも世界で活躍してくれることと思いますので、応援を宜しくお願いします」と福本さんの活躍に期待しています。
コロナ禍で自粛していた地方大会も少しずつ開催されているとか。奈良県でも福本さんをはじめ、たくさんのプロ選手が集う大会が開催されることを願います。
タヂカラ株式会社
奈良市芝辻町3丁目9-38リヴィエールナッツパティオ1F
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