社会

書家・逢香さんデザインの妖怪「ふきん」、「白雪」とコラボ

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「妖怪を見て会話が生まれたら嬉しい」と話す逢香さん=奈良市の近鉄奈良駅構内のGOTO―CHI奈良店

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 本紙の連載「逢香の華やぐ大和」(NHKとの共同企画)で奈良の魅力を発信する書家・逢香さん(28)が、蚊帳生地製品の老舗・白雪(奈良市、垣谷欣司代表)のふきんをデザインした。一見、ピンク地の水玉模様をよく見ると、白い窓から雪女やろくろ首などの妖怪たちが顔をのぞかせている。4月から発売中。

 

 逢香さんは「妖怪書家」を自称。その原点は大学1年にさかのぼる。人間関係で自分を出す難しさを感じていた時、書道の授業で、江戸時代の漫画「草双紙(くさぞうし)」に登場するおちゃめな妖怪たちに出合う。個性の違う者同士、互いを認め合って生きる姿に「化け物のように過ごせたら楽しいやろな」。人と違っていいと背中を押され、妖怪作品を描き始めた。「江戸時代の絵師が自分を励ましてくれたように、自分も誰かを励ませたら」

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