失意の日々越え、高い総合力で上位狙う 生駒高校空手道部

予想外の事態で全国選抜中止 宮城の会場、地震で被害 21日から代替大会
新型コロナウイルス感染症の拡大で全国高校選抜大会が全面中止に追い込まれたのが2年前。その間、各競技団体は経験を積み、試行錯誤を重ね、今では感染対策を施しながらの大会運営がすっかり定着した。今春も多くの県勢高校生選手が全国選抜に挑んだが、そんな中、予測もしていなかった事態で空手道の全国選抜が中止になった。その苦境に直面した、生駒高校空手道部を取材した。
3月16日深夜、福島県沖を震源とする最大震度6強の地震が発生した。「第41回全国高校空手道選抜大会」の開催地である宮城県利府町でも震度5強に見舞われ、会場のクランディー21(宮城県総合運動公園)ではサブアリーナのダクトと、メインアリーナの照明1機が落下し、1階通路の壁に亀裂が入る被害が出るなど、地震は深い爪痕を残した。