西大寺などの瓦も製作 奈良に近代の「達磨窯」
奈良市教育委員会が平成30年から令和元年に同市平松1丁目で実施した発掘調査で、「達磨(だるま)窯」と呼ばれる近代の瓦窯跡が見つかった。同市大安寺西2丁目の市埋蔵文化財調査センターで開かれている春季発掘調査速報展で調査成果を紹介している。31日まで。
達磨窯は座禅を組んだだるまの姿に外観が似ていることに由来。調査では窯の地下部分のみを検出した。窯は6基あり、最も新しい窯は全長7メートル以上、瓦を置く中央の焼成室の幅約1.8メートル、長さ約2.7メートル。6基のうち3基には、燃料を焼く燃焼室の底に空気を送り込むための「風道」があった。
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