即戦力の人材育成 県立大学に工学系学部の設置 - 未来の屋台骨―令和4年度県当初予算案から

県は来年度から、3年後の令和7年に県立大学(奈良市船橋町)の現キャンパス内に工学系学部を先行設置する検討を始める。13年に三宅町の近鉄石見駅前に新学部キャンパスが新設するのに先駆けたもの。来年度当初予算案にも先行設置に向けた取り組み支援として約6億5000万円を計上。合わせて同大学のクラブハウス棟の建設や教育研究棟の基本実施設計も行う。
荒井正吾知事は「県内の大学に工学系学部がない。人材を育て県内で即戦力として活躍してもらいたい」と新学部の設置に向けて意欲を示す。